潮津 美左紀
染色作家 — 錆染めの布
文化学園大学国際ファッション学科・舞台衣装デザイナーコース卒業。八百屋でのアルバイト中に捨てられる野菜クズなどを持ち帰り、染料を煮出す実験を始める。2021年より北杜市へ移住。標高1,000メートルの山村と街を行き来する生活を送り、自ら採取した草木や各国の植物染料・鉱物・鉄錆などを用いた実験的な染色を行う。
@8msk_31Meitei Shimi
Performance
10月24日、山梨・北杜のGASBON METABOLISMにて、冥丁による一夜限りの公演『時沁(SHIMI)』を開催します。
冥丁の演奏から生まれる音の振動を水面の波紋へ、そして光へと変換し、鉄の錆で染めた布とともに空間を演出。冥丁の音楽と、光、染色、空間表現を組み合わせ、この場所でしか体験できない一夜をつくります。
時が沁む。
空間に生まれた音を、
サイマティクスによって
波紋へ、そして光へと変換する。
瑪瑙の断面にも似た振動の像は、
錆染めの布に触れ、
その繊維を透過しながら、
幾層にも空間へと沁み込んでいく。
錆は、時間が物質に残した痕跡。
波紋は、音が水に残す一瞬の痕跡。
そして蓄光は、
光を受け取り、
その時間を残光として引き延ばす。
演奏が終わり、
音も光も消えたあと、
空間には淡い残光だけが残る。
長い時間をかけて粒子が沈殿し、
層をなし、
瑪瑙が形成されるように、
異なる時間の痕跡が空間へ沁み入り、
一夜限りの層として結晶化する。
時沁。
音、光、空間が共鳴したその時間を、
身体へ沁み込ませる。
Artist
MEITEI
冥丁は、“自明でありながらも幽微な存在として漂う日本”(誰もが感じながらも、言葉では言い表せない繊細な日本の印象)を「失日本」と名付け、日本を主題とした独自の音楽表現を展開する、広島・尾道出身、京都在住のアーティストである。現代的なサウンドテクニックと日本古来の印象を融合させた、私的でコンセプチュアルな音楽表現を特徴とする。
『怪談』『小町』『古風(Part I, II, III)』からなる三部作シリーズを発表し、その独自性は国際的に高く評価されている。The Wire や Pitchfork などの海外主要音楽メディアからも注目を集め、冥丁は近年のエレクトロニック・ミュージックにおける特異な存在として確立された。
音楽作品の発表だけにとどまらず、国際的ブランドや文化的プロジェクトのための楽曲制作に加え、国内外における公演活動や音楽フェスティバルへの出演、ヨーロッパやアジアでのツアーを通じて活動の幅を広げてきた。さらに近年は、寺院や文化財、歴史的建造物といった空間へと表現の場を拡げ、日本的感性と現代的表現の新時代を見いだし続けている。
2026年には世界遺産・音羽山 清水寺にて奉納演奏を実施。1200年の歴史を持つ空間の中で、自身の音楽を奉納という形で響かせた。同年4月、広島での10年間の活動の集大成ともいえるアルバム『瑪瑙』を発表。自身の人生や土地の記憶、時間の堆積を瑪瑙の層になぞらえながら、これまでの活動の軌跡を結実させた作品となっている。
Space
染色作家 — 錆染めの布
文化学園大学国際ファッション学科・舞台衣装デザイナーコース卒業。八百屋でのアルバイト中に捨てられる野菜クズなどを持ち帰り、染料を煮出す実験を始める。2021年より北杜市へ移住。標高1,000メートルの山村と街を行き来する生活を送り、自ら採取した草木や各国の植物染料・鉱物・鉄錆などを用いた実験的な染色を行う。
@8msk_31現象標本/万華鏡作家 — サイマティクス
万華鏡、サイマティクス、振り子などを用い、音や光、振動が一瞬だけ結ぶ像を観察し、空間へとひらく。自然の中にちりばめられている現象に焦点を合わせ、世界をあらためて感じ直すための作品を「現象標本」として制作している。
Projection NADA|石井織絵・石尾遼
@orie_ishiiVenue
35°46′N 138°26′E — 542m A.S.L.
山梨県北杜市明野町のアート複合施設。1970年に建設され、カメラ三脚メーカー・VELBONの工場として50年以上にわたり使われてきた建物を、展示・レジデンス・ウェアハウス・スタジオとして再生。2022年8月に開館しました。
今回の公演は、施設内のスペース WhERE is FAKE で行います。
〒408-0205
山梨県北杜市明野町浅尾新田12
12 Asao-shinden, Akeno-cho, Hokuto, Yamanashi
Information
出演者・スタッフ・関係者の方へ
Credit